【適応障害 退職】傷病手当金・雇用保険を利用して不安を減らす

適応障害の実話

はじめに

わたしは在職中に適応障害(精神疾患)を患い、休職を得て退職しました。

休職中は体調的に就職活動ができなかったため、退職後に就職活動をはじめました。

就職活動中に不安が尽きないのが、お金の問題。無収入というのは、どうにも心を不安にさせます。

今回は少しでもお金の不安を減らすために、私が行った公的手続きを時系列順に記載します。

こんな手当もあるんだ、ということを知るきっかけにしていただければ幸いです。どんな手当てがあるか知らないと、申請もできませんからね。

詳しい手続き方法はご自身でGoogle先生にきいて下さいませ。

同じような立場の皆さんに役立てていただければ幸いです!


行った手続き

健康保険証の作成

これから行う手続きには、病院の医師に書いてもらう書類が必要不可欠です。
そのため、まずは保険証を作りに行きます。

この保険証ですが、新しく国民健康保険に加入する or 退職前に加入していた社会保険を継続 という選択肢になります。

中には社会保険を継続するほうが、保険料が安くなる人もいるそうです。
国保ってかなりお金かかるんですね…。

私は国保の保険料減免を受けようと思っていたので、新しく国保に加入しました。

※退職後すぐに保険証を作りにいったら、前に在籍していた会社が、社会保険の脱退手続きをまだ行っていないため、作成できませんでした。

持病持ちにとって保険証は生命線ですので、前の会社に連絡して速やかに脱退手続きをしてもらいましょう。

在籍中分の傷病手当金申請(社会保険)

これは、社会保険に加入していた人が申請できる手当です。(雇用保険とは別)

在籍中に休職していた分、給与に代わって手当が受けられます。
在籍中にも申請できますが、退職前すぐの分は退職後に申請する必要があります。

ただし、退職後も引き続き手当を受給するには、退職前に継続して1年間社会保険に加入していなければなりません。

他にも受給するには色々と注意点があるので、ご自身が加入していた保険組合のQAを確認するといいでしょう。

私は社会保険に継続して1年間加入していませんでした。転職時に数か月加入していなかった時期があるためです。

そのため、退職以降は雇用保険から手当を受けることにしました。

傷病手当の申請には、医師に記載してもらう書類が必要です。
そのため、健康保険証は早めに作成しておきましょう。

雇用保険の申請

ハローワークに行って雇用保険の受給手当を申請します。

通常の退職であれば、雇用保険を受給できるまでに2ヶ月の給付制限期間が発生します。

しかし、病理退職した場合は「特定理由離職者」として扱われ、この給付期間なしに、7日間の待機期間のみで受給できる場合があります。

自分が「特定理由離職者」に当てはまるかは、退職後に会社から送られる離職票に記載されている離職理由によります。詳しくはGoogle先生にきいてみて下さい☆

私は退職前に、人事担当の方に「特定理由離職者」として雇用保険を受給したい旨を相談していましたが、離職票に記載されていた離職理由は通常の退職と同じものでした。

このままでは「特定理由離職者」として扱われないため、ハローワークで受給手当の申請をする際に、職員さんに相談しました。

コロナ禍のため求職者が大勢いました。騒がしかったり、待ち時間がかなり長い事が予想されます。
私は精神的にきつかった為、静かに待てる場所を探すなり、暇つぶしができるものを用意するなど、準備はしっかりしたほうがいいです。


退職理由の修正

ハローワークの職員さんに相談したところ、「就労証明書」というものを医師に記載してもらうよう話がありました。

これを記載して、初めての認定日に提出すれば、退職理由が変更され「特定理由離職者」として扱って貰えるとのこと。(コロナによって対応が変わっている地域もあると思います。まずはハロワに電話で聞いてみるのをお勧めします。)

ただし、この就労証明書はただ記入して貰えばOKではありません。「退職前は働けない状態であったこと。現在は働ける状態であること。」が証明されている必要があります。このあたりもGoogle先生に聞いてみてください。

私は医師に「就労証明書」を記載してもらい、「特定理由離職者」として扱って貰えることになりました。

健康保険の減免申請

無事に各種手当を受けることができましたが、支払いを減らすことも大切です。

上記で「特定理由離職者」として認定されると、国民健康保険の保険料を減免することができます。

数か月でも社保に加入する予定がないのであれば、必ず申請しておきましょう。支払う金額がかなり減ります。「非自発的失業者への保険料軽減」で検索してみて下さい。

さいごに

今回ご紹介した手当は、病理退職している方の手続きになりますので、医師に記載してもらう書類がいくつかあります。

医師やあなたの病状によっては、望むように書類を記載して貰うことができない場合もあります。事前にこういった手当を受けたいと、担当医師に相談してみるのもいいかもしれません。心の不安がいくぶん和らぎます。

収入がないと心はとても不安定になりやすいです。

ちょっと手続きが面倒くさいと思うかもしれませんが、これもメンタルケアの一貫だと思ってやってみる事をおすすめします。

それでは、また!


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